相良700年が生んだ保守と
進取の文化
日本でもっとも豊かな
隠れ里「人吉球磨」
人吉球磨は鎌倉時代から明治維新まで約700年間、相良氏によって治められ、 長期間の統治の中で、社寺や仏像群、神楽等をともに信仰し、楽しみ、守る文化が育まれました。
人吉温泉の歴史は古く、 開湯時期は不明ですが、明応元年(1492年)に相良家12代当主為続が 湯治をしたという記録が残っています。
球磨川沿いを中心に温泉が点在し、80以上の泉源があります。
お湯がやわらかく美肌効果が高いことから「美人の湯」としても女性に人気です。
国宝 青井阿蘇神社
球磨人吉に暮らす人々からは親しみを込めて「青井さん」と呼ばれている青井阿蘇神社は、約1200年前、大同元年(806年)に創建されました。阿蘇の地開拓の守り神、阿蘇神社の御祭神十二神の分霊が祀られています。
茅葺の社寺建築としては全国で初めての国宝となります。
中国に伝わる物語や四季折々の花鳥風月をモチーフにした華麗な装飾彫刻は、慶長当時の最新の技術が使われています。
人吉城址
鎌倉初期、源頼朝の命を受けた相良長頼が肥後の地頭に着任、以後約700年に渡って人吉球磨地区を治めた相良氏が築城した近代城郭の跡地です。
球磨川の南側に位置する人吉城は、東西南北の自然を天然の城壁として巧みに利用している平山城です。本丸には天守は築かれず護摩堂があったといわれています。
現在は、公園として地元住民の憩いの場となっています。
城跡近くには人吉城歴史館があります。
川くだり
球磨川は最上川、富士川と並んで日本三大急流の一つとされ、日本二十五勝にも選定されています。
九州山地の奥深く、球磨郡水上村に始まる小さな流れは、人吉市近くでは川辺川と合流し豊かな大河となります。
現在は、カヌーやラフティングボートでの川下りも盛んです。
永国寺
応年十五年(1408年)の創建で、相良九代前続公の開基により、実底超真和尚が開山した曹洞宗の寺。幽霊の掛け軸があることで有名です。
幽霊がでたという池は湧水池で春にはつつじや海棠等、夏には水連等四季折々の花を楽しめます。
また、西南戦争の際の西郷軍本陣としても知られています。
鹿目の滝
日本の滝100選に選ばれた落差約36mの雄滝と、落差約30mの雌滝、緩やかな流れの平滝からなる滝。
轟音とともに、白い飛沫を上げて垂直に流れ落ちる様は圧巻です。
滝の周辺は真夏でも肌寒いほどで、夏場は避暑地として人気を集めています。
「隠れ里 人吉球磨」の見どころはまだまだ盛りだくさん
球磨焼酎
日本の米焼酎の代表的な存在。良質な米と水に恵まれた人吉球磨地方で、400年以上変わらずに受け継がれてきました。
当ホテルでもご購入いただけます。
ひみつ基地ミュージアム
旧人吉海軍航空基地跡。ガイド付で見学できる“地下魚雷調整場”は、総延長233.6mと、現存する地下施設の中で最大の規模を誇ります。
相良三十三観音めぐり
人吉球磨地方にはたくさんの観音堂があり、ご利益のある観音様が祀られています。 地域の人々の心のよりどころとして、現在も大切に守られています。
人吉クラフトパーク石野公園
人吉球磨の伝統工芸や郷土玩具などの展示をはじめ様々な工芸の手作り体験ができる施設です。 郷土物産館やキャンプ場と遊具のある公園もあります。